《遠心力を最大限利用する》
何だか科学的なお題目になってしまいましたが、難しいことを書くわけではありません。読んでもらえたら幸いです。
遠心力を味方につける
その前に・・・
皆さんはどんな打球を目指していますか?
ほとんどの選手がライナーって答えると思います。
ではどの高さのライナーを目指していますか?
内野手が取れる高さですか?それとも内野手の頭は越えるくらいの高さですか?
ほとんどの人が後者ですよね?(完全に想像ですが・・・)
フライとゴロの矛盾
ちょっと聞き方を変えますね。
皆さんは自チームが攻撃中、バッターボックスにいる選手に向かって「フライ打て!」と言いますか?「低い打球(ゴロ)打て!」と言いますか?
おそらく後者の方が多いですよね。
何故か?
昔から言われてますが、ゴロはアウトにするのに野手が①捕る②投げる③また捕るの3つの所作がミスなく行われる必要がある(もちろん内野安打もある)のに対し、フライは①捕るの一つの所作だけなのでエラーが起こりうる確率がフライよりもゴロの方が高いという理由があるのではないでしょうか。
ではもうひとつ質問します。
皆さんが守備側の時に投手に対し「ローボールいけ!」と声をかけますか?それとも「高めにいけ!」と声をかけますか?
後者の方が多いですよね?
何故か?
高めは長打がある、低めならゴロになる可能性が高い。こんなところでしょう。
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分かりますか?自分が攻撃している時はエラーになる可能性が高いからフライよりゴロ、守備の時はエラーの可能性が高いゴロを打たせようとしている矛盾が。
守備の時もフライを打たせろ!というのなら理解できますが。
理想の打球
僕が自分も野球をやってきて、またバッティングの指導をしてきて思うことはほとんどの選手が相手の長打に対して非常に恐怖心を持っているのに対し自分が長打を打つことに無欲すぎることです。諦めてしまっていると言ってもいいと思います。
これは思考停止です。長打を打つ練習こそ軌道が安定し、また強く振ることが身に付くのだと思います。
僕が思う理想の打球は長打になりやすい打球です。「長打」のゴールはホームランですのでスタンドインするくらいの高さであればライナーでもフライでも理想です。
そうは思わない人も僕みたいな考えもあるんだと思って頂ければ幸いです。
理想の打球を生むためには
フライボール革命によりバレルゾーンなる言葉を聞くようになりました。
ホームラン(長打)になりやすい打球速度と打球角度のデータです。
あとはバットの軌道の角度です。
ここではバレルゾーンについては詳しく書きませんが、ボールには角度がつけないといけません。その為にはヘッドは下から上へ動かさないといけません。
ということは重力に逆らわないといけませんね・・・
遠くにあの重たい球を飛ばすためにビュンビュン振り回して高すぎず低すぎずの軌道で投げないといけません。遠心力の力をフルに利用して。
バッティングも同じです。
どうすれば最大限遠心力を生むことができるのか?
できるだけ大きい弧を描いて最大限加速することです。
よく打つバッターは芯が身体から近いポジションで下から上へ最大限大きな弧を描いています。
手の上に乗せたバットを重力でヘッドを地面の方へ落としてみて下さい。そのままグルグル回したらよく分かると思います。
そのイメージでスイングをすれば遠心力を利用した長打を打てる可能性の高いスイングに近づくと思います。
では